日曜日の朝。
今日も真夏のような気候。
というより今が真夏なのか。
じつは上の写真、先週末の朝食で、投稿はしていなかったのですが、朝の光がきれいに撮れていると思うし、つい最近、細川亜衣さんの『食記帖』のあとがきを読んで、何気ない普段の食事記録も、周辺の記憶とともにやっぱり残しておこうと思い直して。
『食記帖』は細川亜衣さんが熊本に嫁いだ頃にふと書き始めたという食事記録ですが、あとがきに書かれていたのは、起伏の少ない熊本での日々に、食事を記録することで生きている実感が湧くというような内容でした。
イラストや装丁も素敵で側に置いておきたくなる本です。
僭越ながら私のこのブログも、ベトナム生活が10年を過ぎた頃に、色々慣れてしまった日常に埋もれそうな、取るに足りない小さな雑草の花のような、細く流れる湧き水のような、日々のあれこれを綴り記録しようと、始めたものです。
書くことで、のっぺりなだらかな水面に、そんなものたちの輪郭が泡となり浮かび上がってくるような感覚を覚えました。
帰国してからも変わらず平穏な日々を過ごしていますが、ここで細々と、引き続き日常の衣食住にまつわるあれこれを書き残しています。
というわけで、季節はすっかり夏ですが、やっぱり温かいコーヒーは美味しいですね。
いつもどおりの朝食です。
パラダイス&ランチの黒米食パン、何かのパンの端っこ、さくらたまごのスクランブルエッグ、能勢の粗挽きソーセージ、カスピ海ヨーグルトに小さじさんの甘夏ジャム、ホムトンバナナ、星野さんのデラウェア、富田屋のコーヒー。
お供の本は、『Woke Capitalism 意識高い系資本主義が民主主義を滅ぼす』。
他にも読みたい本がたくさんあるのですが、なんせ読むのが遅くてなかなか進みません。